So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

[日記](読書) 子守唄(カール・イェルハルドセン) [日記]

スウェーデン発、ショーベリ警視シリーズで日本では現在最終巻となる
「子守唄」(カール・イェルハルドセン)を読んだので感想。

前作、「パパ、ママ、あたし」では事件解決以上に
ショーベリの謎の夢、そして夢に登場する謎の女、彼の浮気。
署長から部下へのセクハラ。そしてレイプ疑惑、チーム内のいざこざ。
友人でもある部下の娘の問題など、多くの問題を抱えていた。

今回、第3弾では同じくショーベリの部下で、どこか変人(偏屈)、
私生活は謎に包まれていたエリクソンの無断欠勤と
高級マンションで起こった母子殺人が中心となり話が進んでいく。
勿論、それぞれの問題も解決にむけて徐々に動きを見せていく。

エリクソンの衝撃的な過去と
同じように過去の問題に立ち向かっていたショーベリの母、そして
ショーベリ自身の過去と悪夢の真相。

今作のテーマ(キー)は「母」「妻」なのかな。
確かにクリステルとエリクソン(父親の方)もキーなのだが。

父・娘を見殺しにした罪を抱え込んだショーベリの母
息子たちの事故死に夫、エリクソン夫妻を攻め続けるクリステルの元妻
クリステルの息子たちを事故に巻き込んだエリクソンの妻

エリクソンの妻の現状や、関係者の現状は悲惨だし
唯一まとも?に生活していたエリクソンの悲しみは半端なかったと思う。

そして奇跡的な出会いと贖罪にきっと心癒されていたところの・・・。

エリクソンの結末には賛否ありそうだが(物語の中でも賛否があった)
それでも、彼の結末、そしてそれぞれの問題の結末が
見事に語られていたので、4作品目以降が気になってはいるが
3作品まででも十分面白いシリーズだな、と思う。
訳者によると元々3部作のつもりで刊行された小説らしい。

ただ実際は8作品?まであり、ショーベリはまだ活躍していくのだが
彼の家庭や、ペトラ、ハマドたちなど
魅力的なキャラがたくさん登場しているので、そちらも気になるが
今のところは、彼らのハッピーエンドを祈っております。


北欧ミステリ、面白いなぁ。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

[日記](読書) パパ、ママ、わたし(カーリン・イェルハルドセン) [日記]

続いて、カーリン・イェルハルドセンのショーベリ警視シリーズの第2弾、
「パパ、ママ、わたし」を読んだので感想を記録する。

第1弾、「お菓子の家」では読者のミスディレクションを誘った内容で
しかもいい意味でも悪い意味でも、それがギリギリ分かるような作品だった。
今回の「パパ、ママ、わたし」は比較的普通のミステリーものだと思う。

そして前回、ショーベリの部下におこったプライベートの事件も
引き続き同時進行で絡んでいる。

第1弾ではショーベリの奥さんと仲睦まじい家庭が描かれていたのだが
ショーベリの浮気もあったり、同じく部下の娘の事件(というか性生活)が
あったりと彼らのプライベートが忙しくなっていく。

そんな中で二つの事件(公園でのひき逃げ、フィンランドとの定期フェリー内での
殺人事件)が発生。二つの事件を二つのグループで、ショーベリたちは
解決していくが、最終的にはこの二つの事件がつながっていく。

訳者のあとがきを読むと「パパ、ママ、わたし」というのは
平均的なスウェーデンの家庭(構成)のことだという。
そして今作には多くの家庭(家族)が登場するが、どこも問題だらけ。
決して平均ではない。この辺りが今作のみそで、
作者が訴えたかった問題なんだろうと思う。

父親に支配された家庭
無法地帯の家庭と娘たち
育児につかれた母親
犯罪の多さに辟易し、通報を軽くあしらう警察

ショーベリたちも
子だくさんの家族
浮気
軽い障害を持った娘をもつ家族
離婚した独身者
独身者でプライベートに問題を抱えるなど、決して「平均的」ではない。

現在、シリーズ第3弾を読んでいるが、こちらはショーベリをさらに悩ます事態に。
事件もさることながら、ショーベリ(の周り)は大変な状況ですねぇ。
事件以上にそちら方が面白いし、気になる。

ウィキペディアでシリーズの日本の刊行情報を見ると
カール・イェルハルドセンの作品は、この3作品のみ・・・残念。

第3弾(子守歌)は、すごく面白いのに残念ですね、さらに。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

[日記](読書) 反撃 (リー・チャイルド) [日記]


気分を変えて読書の感想。

リーチャイルドの人気シリーズ、ジャック・リーチャーの第2弾・反撃の記録。

前作ではふらりと立ち寄ったジョージアの田舎町で起こった
米国紙幣の偽造グループと戦って勝利するも、そこで出会った女刑事とは別れて
再び放浪生活に戻ったリーチャー。

今作ではドアマンとして短期的に滞在してシカゴで、"偶然"、クリーニング店
(前の路上)で、FBI捜査官(新任・女性)と出会い、そのまま数名の
犯行グループに拉致られてしまう。

運が悪いのは犯人グループなのか、リーチャーなのかは置いといて、今作でも
リーチャーのウンチクと破壊的、残忍な一方的な撃退行動が披露される。

条件反射的な行動も彼にとっては大事なウンチク披露の場面と化す。
数行にわたり彼の行動の正当性が語られる。そして相手は無残な姿と化す。

そしてそんな「お堅い」「理論派」であり「武闘派」のリーチャーは
今作でも簡単に恋に落ちる。お決まりのトム・グルーズ的な展開である。

今回、リーチャーと敵対する犯行グループ(の黒幕)は
前回は市長(というか街全体)だったが今回はモンタナの民兵組織。
真実かどうかわからないが、アメリカには民兵組織が一定数いるようである。
ホリーとリーチャーを拉致したグループもその部下たち。

シカゴからモンタナ(民兵組織のアジト)までの長時間移動中も
リーチャーはウンチクが止まらない。なんだかんだでアジトまで連行され
ホリーに恋敵がいることに若干イラっとするリーチャー。
勿論、ホリーは才能豊かで「美人」(リーチャーの好み)である。

憲兵出身で「ザ・ウィンブルドン」と呼ばれる海兵隊の射撃コンペで
海兵隊以外で優勝する凄腕リーチャー。
憲兵で数々の武勲があるリーチャー。だが、恋敵にはイラっとする。

この間、リーチャーは様々な境遇に出くわすが、持ち前のウンチクと実力で
ピンチを脱出していく。(やれ銃がどうだ、とか)

ホリーが将軍の娘で且つ
大統領が名付け親という特殊な家庭とうこともあり
ホワイトハウスも乗り出そうとする。
リーチャー自身がホリーの誘拐犯と間違われたり
犯行グループの本当の狙いが分ったり、どんどん事態は大ごとになるが
最終的にはトム(ネイサン)・・じゃなくて、リーチャーが解決する。
そしてホリーとハッピーエンドとはいかず
また放浪生活に戻る。

今回もなんとも、トム・クルーズだったリーチャー。
そして読みやすいシリーズ。

飽きるまでは、当分、暇を持て余すことは無いだろう。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

[日記](特別) 悪徳訪問にご注意を(撃退) [日記]

グルメでもなく、読書の感想でもなく。特別篇。

先日の夜(20時過ぎ)に悪徳訪問販売(だと思う)が私のマンションに来た。

(私)「どらさま?」
(悪徳)「住まいのゴニョゴニョ・・・」

を何度もインターホン越しに繰り返されたので、頭にきて思わず(部屋を)出てしまった
私も悪いのだが、マンションロビーであしらうつもりが、「どうしても玄関前で」話した
いということで「ははぁ~ん、悪徳(販売業者)ね」と覚悟して話を聞いた。
勿論、何の契約もするつもりもない。

まだまだ若い風に見える男性(悪徳)の言動:

・絶対に会社名を名乗らない(名刺をかたくなに拒否する)
・年収や個人情報を聞き出そうとする
・こちらの態度に難癖をつける
・本業の話はせず、玄関に入り込もうとする
・立場を強くしようとする
・こちらの回答にあげ足を取る
・質問をループさせる

要はこちらのご機嫌を損ねようとしている、話を長引かせようとしているのが
ミエミエで途中、演技っぽく上司に連絡する。
営業で貴社が遅くなっていることを謝りつつ、私の情報はキチンと伝えている。
しばらくすると上司と名乗る人が登場。(体格が良く、威圧感あり)

こちらの言動も同じ
・部下の話のループさせる
・話が長くなっているのは部下とあなた(にも責任がある)
・なぜかこちらの非を認めさせようとする
・本業の話はしない
・名刺は渡さない
・玄関内に入りたがる
・なぜか怒り出す

ネットでも散見される、典型的な悪徳業者ですね、これは。
部下役と上司役のコンビネーションや
質問内容などあからさまに「マニュアルあるでしょ?」と分かるくらい
よく練習されていたなぁ、と思う。(ある種漫才のようだった)

私の性格や経験上、
こちらに非がなく非を認めるような発言はしないし、
決して相手の感情に屈することは無い。
もちろん、部屋に招き入れることもしない。
相手がどんなに高圧的だろうが、目を見てきちんと回答し、
余計なことは言わない。

ただ私より圧倒的に若い子と同年代(より下だと思う)上司。
生きる為?とはいえ、ちょっと切ないなぁ、と思いつつ
ダメなものはだめだよね、心の中でずっと考えてた。

どういう手(トーク)を使ってくるのだろうか、とも思っていたのだが
あまり目新しいものはなかった、と思う。
要は怖い顔をしたり、貶したりして、こちらを弱らせる手法。

で、数時間、彼らは私の態度が悪いとか、非があるだろうとか
人生甘いだの、散々、かわるがわるぶつけてきたけど
特に弱ることなく、淡々とかつ冷静に答えていたら(つもり)

私の態度で埒が明かないとようやく理解したのか
突然上司(役)の方が「もう、帰る!」と宣言して帰っていった。

最後のセリフが笑えて
「このマンションには二度とこないのでことを大ごとにしないで」
だったら、最初の時点で引き下がればよかったのにね。

私のように半ば悪徳営業(方法)を興味本位で聞く人間は稀だけど
多くの方は休みの日の夜、疲れて休んでいる時間や
気の弱い方だったら、どこかで屈してしまうんだろうな、とも思う。

そういう時間を狙って営業するのはいい意味では考えているけど
普通に考えて悪徳。稼ぐことは大変だけど、かといって
こういう手法は良く無いなぁ。
ご本人たちも気づいているんだと思うんだけどね、若いのに。
まぁ、繰り返しだけど、悪いものは悪い。

私は極端なナショナリズムではないけども
同じ日本人で恥ずかしい連中だな、と。
ちゃんと働こうよ、健康的で若いんだからさ、と思う。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

[日記](読書) 特捜部Q-カルテ番号64 (ユッシ・エーズラ・オールスン) [日記]

デンマークの人気シリーズ・特捜部Qの第4弾「カルテ番号64」の感想(記録)。

今回もカールと助手のアサド、ローセ(ユアサ)が活躍する。

そして今回もまたトチ狂った犯罪者による猟奇的な事件(迷宮入り)を
彼らが解決に導く。

と言っても彼らの気の利いた推理や、科学(化学)を駆使した事件解決とか
ではなく、地道に、徐々に、偶然も重なって事件を解決していくので
彼らが特別敏腕とか、凄い技術を持っているとか、特殊な能力があるとかは
今のところ見受けられない。というか、性格の悪い、変人の集まりである。

特捜部Qというのは過去捜査され迷宮入りの事件を再度捜査する部署だが
地道にちゃんと捜査すれば解決できたんじゃない?という気すらする。

このシリーズの魅力は、カール、アサド、ローセ(ユアサ)の漫才の様な
日常生活?と、それぞれの持つ隠された「闇」の部分だろう。
あまり事件の内容は無関係の気がする。

今作品のストーリーは、デンマークの排他主義の元医師で政治家と
30年前くらいに発生した失踪事件がメインストーリー。
そしてカールが同僚とともに負傷した過去の事件も進みだす。
どちらかというと、カールの精神状態を貶めている彼自身の事件のほうが
気になる。今回は色々進展があり、カール自身が事件に多大に絡んでいる
匂いがしてくる。同僚を死に至らしめ、さらにもう一人は不随な状況、
カール自身も苦しんではいるが、その黒幕は死んだ同僚?それともカール?
何か意味深発言が多い不随の同僚か?

またメインストーリーは今回も女性への暴力がテーマにはなっているけど
大きなテーマとしては、ナチスのような「人種主義(差別)」。
あとはエリート主義。排他的な考えは世界大戦後も蔓延っているし
デンマークだけじゃなく(もちろん、ナチスだけじゃなく)、
あらゆる国で潜在的に存在する問題の様な気がする。

何はともあれ今回も楽しく読めた。
アサドの暴走が徐々に顕著になっていくのと
ローセの内面が徐々に明かされていくのも、面白くなってきている。

そしてカールのプライベートはいつか落ち着くのかね・・・・。
カールって心が広い。私だったらアサドやローセはクビにしているよね。。
これが日本の文化とデンマークの文化の違いなのだろうか。

せめて中年の恋ぐらいは成就すればよいね、と願っていたりする。



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

[日記](読書) 夏に凍える舟(ヨハン・テオリン) [日記]

ヨハン・テオリンのエーランド島4部作の完結編、「夏に凍える舟」を読んだので
その記録。ついに4部作が完結してしまった。

人気ミステリーということで「黄昏に眠る秋」から読み始め、一作目は
なるほど「ミステリー」として面白いなと感じたが、
二作目からはどちらかというとエーランド島の神話や、島民の関係性、
特に元船長・イェルロフの思慮深い言動の方が重要になっていき、
ミステリーというよりも群像劇に近い気がした。

元船長でシリーズ通して主人公級のイェルロフもメインストーリーに絡むという
よりも作品毎の主人公に少しだけ助言を与える程度で、さほど登場してこないが

ストーリー上の絡み方や言動が絶妙でかかわった人間、読んだ人間にも
大きなインパクトを残す。

四作品目はその主人公であるイェルロフの過去からスタートし
いよいよイェルロフ爺さんがメインに登場かと思いきや、ほかの作品より登場が
多い程度でやはりほかの三作品同様、ストーリーの主人公は他にいて
あくまでサポート的な役割は変わらない。

そして今回は死人が生き返る(棺桶からノックが聞こえる)という
過去作品同様、「神話」というか「フィクション」というか、
不思議なエピソード(ファンタジー)から物語は始まる。

ただ話は現代のエーランド島のリゾートが中心で
何やらエーランド島で悪だくみをしているメンバー
リゾートを楽しもうとしている人たち
リゾートに働きを求めてきた人たちの群像、そして事件。

イェルロフも事件に徐々にかかわって(巻き込まれて)いく。
そして今回もイェルロフの推理は冴え?
事件は収束し、物語もクライマックスを迎える。

この小説のもう一つの特徴は、そのカバー(表紙)絵だと思う。
この作品でも重要な場面が描かれている。
思えば過去の3作品含め、イェルロフは死に方(死に場所)を求めていた
大きな事件にかかわることで、数少ない(少なった)友人も
更に少なくなり、生き甲斐もまた少なくなっていたことが
このような結末を迎えてしまう原因なのだろう。

思えば、この作品(シリーズ)はとても面白い。
主人公が老人で、あまり登場しない
エーランド島という無名?な小さな島が中心
ミステリーというよりも群像劇にちかい
原題なのに神話や妖精などのファンタジー要素がある
島民自体にあまり奇抜な人はいない

でも、四作品通して何か引き付ける魅力がこのシリーズにはある。

エーランド島にいけば、イェルロフに会えそうな気がしてきた。
きっとそういう事なんだろうね、この本の魅力は。



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

[グルメ] 鮨・辰也(★★★★) [日記]

銀座の江戸前鮨の新鋭、辰也さんに再訪したので記録する。

新鋭といっても、大将は有名店で修業しているのでベテラン。
なぜか食べログではレビューが少なく、今のところは
ポケットコンシェルジュで知る人ぞ知る、というお店だろうか。
実際お店の場所も細い路地の先にあって分かり辛い。

お任せコースで2万円~3万円。おつまみから玉子まで安定、
丁寧な料理が出てくる。(穴子、トロは美味!!!)

シャリもネタに合わせて微妙に変えているし
味付けはおつまみ含めて、最小限。
でもネタの素材の味がしっかりでていて大変美味しい。
鮑のいちご煮は素晴らしいと思う。
その他料理や握りも、素材の組み合わせの妙というか、大将曰く
「ズルい」組合せで大変美味しい。

大将以外の店員さんは若く、確かに名店といわれる銀座の
他のお鮨屋や日本料理には敵わないとは思うが
心がこもっており、全然不快じゃなく、むしろ好ましい。
料理同様、心がこもった、「丁寧な接客」だと思う。
(この辺りは札幌の宮川さんより間違いなく上)

あとはこのお店独自というか、
辰也に行けばこれが食べられる!という特徴があれば
完璧だと思う。

どちらにしても満足度は最高のお鮨屋さん。
定期的に行きたくなります。

もう少し知名度があがれば・・と思う反面
このまま、知る人ぞ知る名店のままでいてほしいと思う。




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

[グルメ] 銀座・小十(★★★★★) [日記]

先週末、銀座にある和食屋さん、ミシュラン2つ星・小十にいったので
記録。

銀座・小十(★★★★★)
----------------------------------------------------
もはや世界的な和食屋さんなので味についてはいう事無いと思う。
味音痴とは言わないけど、料理素人の私も驚くくらい美味しいのだから。
毎度料理がスタートすると同時に、焼き物係のお弟子さんが、
カウンター隅で焼き物をスタートし始める。そして焼き終わるのは
だいたい50分~1時間後。ずっと焼いている。今回は初夏らしく「鮎」。
20cmくらいの鮎が、小一時間、弱火で焼かれると
カラカラになっているのだが、炭化しておらず、揚げ物に近い状態。
鮎のうま味や苦みが凝縮されて、なんとも言えない美味しさだった。

その他尾崎牛のステーキ、柳川の鰻を割り下と卵でとじた「丼」。
トロ、ウニ、カニをつかった料理、鱧、カレイ、加茂茄子、夏野菜、アワビ。
毎度、美味しい。目が覚める美味しさ。
椀モノや、車エビと夏野菜を使った一品、カニをふんだんに使ったそうめん。
カレイはピリ辛のタレにつけて食べるとまた違った味わいだったし
アワビは定番だけど、肝ソースと食べればねぇ、間違いはない。

また季節変わりに訪問できることを祈りつつ。

にしても、尾崎牛すごいなぁ。
初めて食べた時も驚きの美味しさだったけど、今回もやっぱり驚いた。
肉の味は濃厚だし、それといってクセが無い。食感も柔らかすぎず、硬くもない、
一言でいうと、「とんでもなく旨い」。

奥田氏が「これ以上ない」というお肉は「A5ランクの12番目」。
つまりお肉のトップオブトップ。割り下で少し味付け、春雨を組み合わせて
春雨が肉汁と割り下を吸い込んで絶妙。いつまでも食べていたかった。

ちなみに今回、大正解だったのは「柳川風の鰻(丼)」。
毎度天然マグロを、ドカンと頂くのだが
今回は、鰻を焼いて玉子ととじて、割り下で熱々に煮て・・・って
旨いに決まってるじゃん!!

来月、龍吟さんの予約をしているので、奥田さんの「初夏」とは違った
山本シェフの「夏」を満喫できると思うと心が弾む。

日本料理すげー
奥田さんすげー






nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

[日記](読書) 熊と踊れ(アンデシュ・ルースルンド、ステファントゥンベリ) [日記]

グレーンス警部シリーズ(アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム)で
人気の作家・アンデシュ・ルースルンドのミステリ。
今回はステファントゥンベリとの共著となっている。

邦題・熊と踊れ、原題は「熊のダンス」とのことで、「熊」がタイトルになっていて
何となく表紙のイメージをはじめ、「自然」がモチーフになっているっポイが
そんなことは全然なく、物語は全編をつうじ「銀行強盗」のお話し。

主な銀行襲撃メンバーは10代含む兄弟(レオ、フェリックス、ヴィンセント)。

物語冒頭、ダメな父親の出所から始まり、その収監された理由は母親への暴力。
しかも結構な暴力で、3兄弟が止めに入らないと多分、父親に殺されていたくらい。
ちなみに、熊と踊れ、というのは父親からの最強・喧嘩指導のこと。

数年後、独り立ちした長男(レオ)についていった弟達ふくめ、幼馴染のヤスペル、
レオの年上で恋人のアンネリーを含めた、5人で現金輸送車の襲撃と銀行強盗を
計画し、見事に成功する。しかも同時に複数の銀行を襲撃するという凄い手口。

物語の主人公でもあり、リーダーの長男のレオは父親から習った生きるための知恵や、
軍隊で習った重火器の取り扱いなどを駆使し、かつ強力なリーダーシップで
仲間たちを指導、銀行強盗の計画も完璧。途中までは警察をも出し抜き、
ほぼ完ぺき。ほぼ、というのは思いのほか、諸事情で盗んだ現金が少ない。
結果、どんどん銀行強盗がエスカレートしていくことになってしまう。
レオのミスというよりも、メンバーのミスや不測の事態によるものなので
計画そのものは破綻していない。

物語はこの3兄弟がいつまで銀行強盗を続けていくのか、途中で挿入される父親との
過去のエピソード(いかに父親が暴力的で家庭を苦しめたのか)、
そして現在の父親との関係が中心に進んでいく。
すこしだけ母親も登場し、銀行強盗団の3兄弟も子供っぽいところもみせる。

が、
レオが幼少期のトラウマを解消したいがために父親(イヴァン)と再会するのだが
結果としてダメ父が銀行強盗を働いているのは子供たちだと気づく。
流石は父親である、ダメ、ダメなのだが。
そして物語は徐々に加速していく(メンバー間や計画で綻びを見せていく)

私はダメ父・イヴァンが警察に兄弟のことをチクるのか、
或いはチクることをネタにして、兄弟をゆするのかなぁ、と思っていた。
いずれにしても最低な父親が物語のキーなんだろう、と。

が、物語はそういう展開ではなく、銀行強盗がエスカレートするにつけ、且つ
レオ達が忌み嫌っていた父・イヴァンに、レオの言動が酷似していくことで
徐々にメンバー間で軋轢やRISKが増えていき、父親が介在する間もなく
メンバー間の団結力が弱まっていく展開。

レオの言動、それと終わらない犯罪に嫌気がさす弟達。
逆に銀行強盗や暴力に対して暴走気味の幼馴染・ヤスペル。
ほとんど一般市民で犯罪など考えたこともないアンネリー。

兄弟は銀行強盗はするが「他人を傷つけない」というルールを大事にしていたが
エスカレートする襲撃計画でついにメンバーの軋轢を生んでしまうような
トラブル(爆弾の誤爆)が発生し、一気にストーリーが加速する。

結局、弟たちは兄・レオのもとを離れ、弟達との軋轢から一度は袂をわけた
ヤスペルと、なんとレオは父親をメンバーに勧誘する。
そして、いままでほぼお飾りだったアンネリーも主要メンバーとしてしまう。

が、この父親が犯罪を働くレオを止めるためにわざとなのか、
それとも単に衰えていたのか、致命的なミスを犯し、レオ達は警察に追いつめられる。
アンネリーも逃亡中、自ら警察に捕まってしまう(案の定、レオを裏切る)

こういう物語がハッピーエンドで終わることはほぼ無いので、結末はある程度
ミエミエだと思うけど、最後まで面白く読むことが出来たし、
あとがきや訳者のコメントを読んで正直、驚いた。

このステファントゥンベリはなんとこの3兄弟、2番目にあたる。
ということは、3兄弟ではなく、実は4兄弟。位置としてはレオとフェリックスの間との
こと。ただし、現実的にも犯罪にはかかわっておらず、物語にも一切登場しない。
が、ステファンの言動はフェリックスのそれに近いらしい。
ということで、この銀行強盗団はスウェーデンで起こった実話である。

そして、「2」も刊行されているようで、正直、まったく物語のストーリーが
読めない。だって、「熊と踊れ」でレオ達の物語は完結していると思う。

いずれにしても実話というところには本当に驚く。
レオの完璧な計画や知識、スキルが現実だったなんてね、、、。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

[日記](読書) お菓子の家(カーリン・イェルハルドセン) [日記]

またまたスウェーデンミステリ。新たな作家、新たなシリーズの第1作目。
ショーベリ警視とそのチームが活躍する。

ショーベリはグレーンス警部のような人間的に欠落してはいないし
カールのようにどこかひねくれた感じもない
ミアやリスベットのような天才肌でもなければ、
北欧ミステリではないが、リーチャーのようにモテモテでもない、
どこか普通な感じがする。ちなみに家庭にもつくしているし、
奥さんとも仲が良い。(夫婦喧嘩はするがお互い非を認めて仲直り)

家庭は奥さんのほか、なんと子供が5人もいるという子だくさん。
そして一番下の子供は双子で、実子ではない。
いままでの北欧ミステリではないタイプの主人公だと思う。
普通が一番普通じゃないというか、そういうところの設定が面白い。

今回の作品は、子供時代(なんと6歳)の虐めが発端となり、
いじめられっ子のいじめっ子への復讐が開始される。
既にいじめっ子たちは家庭を持ち、故郷からも離れている人もあり
なかなかショーベリたちは共通項を見つけられず苦労する。
虐めの内容がとても6歳児とは思えないほど暴力的で陰険でひどい。
更に言うならば、周りの大人の対応も酷い。

作品全体(構成)として、読者のミスディレクションを誘っているのだが
ギリギリ分かってしまうので犯人捜しは中盤にかけて可能。
まぁ、それも面白さの一つではあるのかもしれないが
多くの方は終盤に「やっぱりね」という感じになるだろう。

訳者のかたもそのあたりは苦労したのではないだろうか。
あからさまにわからない程度に訳したいけども
ギリギリ隠すというか、明かすあたりの線引きが難しそうだ。

でも、まぁ、スウェーデンでも虐めはあるのね、というのが率直な感想で
日本以上?に結構ひどい。見て見ぬふりの大人やモンスターはどこの国でも
同じか。北欧といえば教育が発達しているという印象なのだが、
教師(の質)の問題は、日本に限らず北欧でも同じなのかも、と思った。

この作品も「ショーベリ警視シリーズ」となっているので
続編があるみたいだが、今後はどうなっていくのだろうか、先が読めない。

北欧ミステリに共通する主人公の「暗い過去」という要素が薄い気がするので
逆に楽しみでもある。





nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | -